シーソーが揺れてる
ベッドに横たわったままふと窓の方を見た。カーテンは閉まっていた。眠ってる春香を起こさないようにと気をつかって広美は開けなかったのだろう。
それでも、カーテンの隙間からは日の光と太陽の暖かさがちょろちょろと洩れていた。
春香はそれをぼーっと見ていた。何も考えずに、ただぼーっと・・・。
こぼれ落ちる涙に気がついたのはどれぐらいたったころだろうか?
外はこんなにも明るいのに、自分ときたらまだ暗いままだ。それはまるで自分だけが世界に置いて行かれてるような気分だ。春香はそれに巨大な寂しさを感じたのだ。
「行かなくちゃ」
涙混じりに春香は呟くと、思い切って掛け布団をはねのけた。その勢いのままベッドから起き上がると、手を延ばして外出用のバッグを引っ掴んだ。
それでも、カーテンの隙間からは日の光と太陽の暖かさがちょろちょろと洩れていた。
春香はそれをぼーっと見ていた。何も考えずに、ただぼーっと・・・。
こぼれ落ちる涙に気がついたのはどれぐらいたったころだろうか?
外はこんなにも明るいのに、自分ときたらまだ暗いままだ。それはまるで自分だけが世界に置いて行かれてるような気分だ。春香はそれに巨大な寂しさを感じたのだ。
「行かなくちゃ」
涙混じりに春香は呟くと、思い切って掛け布団をはねのけた。その勢いのままベッドから起き上がると、手を延ばして外出用のバッグを引っ掴んだ。