シーソーが揺れてる
「確か小学校1年のころ学習発表会でやらなかったっけ?」
「あーそういえば・・・」
「天まで届け、いちにっさーん!だよ」
「そうそうそれそれーっ!みんなで輪になってジャンプしたんだよねえ」
「あーそうだよ」
「鯨雲って本当にあったんだー」
春香はしみじみと呟くと、もう1度空の上の雲に目をやる。そこには直人の言うように、大きな固まりのような雲が二人を見下ろしているようだった。
「天まで届け、いちにっさーん」
春香はさっきの台詞を口の中で囁いてみる。
直人もまだ「鯨雲」に見入っているようだったが、次の瞬間真剣な眼差しを春香に浮かべるとこう言った。
「あれってさあ、みんなで手を繋いで輪になって力を合わせれば何でもできるんだってことなんだよなあ」
「何、どうしたのよ急に」
直人はさらに話を続ける。
「あーそういえば・・・」
「天まで届け、いちにっさーん!だよ」
「そうそうそれそれーっ!みんなで輪になってジャンプしたんだよねえ」
「あーそうだよ」
「鯨雲って本当にあったんだー」
春香はしみじみと呟くと、もう1度空の上の雲に目をやる。そこには直人の言うように、大きな固まりのような雲が二人を見下ろしているようだった。
「天まで届け、いちにっさーん」
春香はさっきの台詞を口の中で囁いてみる。
直人もまだ「鯨雲」に見入っているようだったが、次の瞬間真剣な眼差しを春香に浮かべるとこう言った。
「あれってさあ、みんなで手を繋いで輪になって力を合わせれば何でもできるんだってことなんだよなあ」
「何、どうしたのよ急に」
直人はさらに話を続ける。