シーソーが揺れてる
「シーソー。ほら、幼稚園の時よく乗らなかった?」
春香は目を細めた。
「あー、そうだったそうだった」
「世界旅行!とか言って遊ばなかった?」
「大介たちとなあ」
「うん!」
直人は春香が大きく頷くのを見ると、再びすっとベンチから立ち上がった。
「ちょっ、ちょっとあんたどうしたのよ」
相変わらず吹く強い風に煽られるように春香は声を上げた。そんな春香の声も聞かず、直人はさきほどのようにすたすたと歩き始めていた。そして今さっき春香が指さした位置のところでぴたっと止まった。
「もしかしてまた乗るのー?」
春香の問いに直人は首を降った。
「ウィンナーロール食べたばっかなんだから辞めな。気持ち悪くなるよ」
「だいじょうぶだいじょうぶ」
直人はひょいっとそれに飛び乗った。
春香は目を細めた。
「あー、そうだったそうだった」
「世界旅行!とか言って遊ばなかった?」
「大介たちとなあ」
「うん!」
直人は春香が大きく頷くのを見ると、再びすっとベンチから立ち上がった。
「ちょっ、ちょっとあんたどうしたのよ」
相変わらず吹く強い風に煽られるように春香は声を上げた。そんな春香の声も聞かず、直人はさきほどのようにすたすたと歩き始めていた。そして今さっき春香が指さした位置のところでぴたっと止まった。
「もしかしてまた乗るのー?」
春香の問いに直人は首を降った。
「ウィンナーロール食べたばっかなんだから辞めな。気持ち悪くなるよ」
「だいじょうぶだいじょうぶ」
直人はひょいっとそれに飛び乗った。