シーソーが揺れてる
「うんだいじょうぶだけど・・・。えっ、明後日公園?うん行くつもりだけど・・・。え?うん分かった。じゃっ、明後日」
「ねっもしかして今の電話杉浦くんから?」
春香が電話を切るとすぐ広美のきらきらした目が聞いてきた。
「うんそうだよ」
もちろん本当は違うのだが、ここで別の男の名前を出すとまた広美がごちゃごちゃ言うに決まってると思ったのでそう答えておいた。
「よかったね」
「何がよ」と聞こうとしたが春香は口を閉じた。もうこれ以上広美につっこまれたくないと思ったのもあるが、その時丁度広美はリビングを出てバスルンムに向かって歩き出したからだ。
「はー」
リビングに残された春香は何となく大きなため息をついた。
「ため息つくと?」
ふと、直人の声が春香の脳裏にこだまする。
「幸せが逃げる・・・」
そう声に出して、春香ははっとした。
そうだ!そういうことかー。だとすれば、今は幸せを逃がしたくない!
と、春香はつよく思った。
「ねっもしかして今の電話杉浦くんから?」
春香が電話を切るとすぐ広美のきらきらした目が聞いてきた。
「うんそうだよ」
もちろん本当は違うのだが、ここで別の男の名前を出すとまた広美がごちゃごちゃ言うに決まってると思ったのでそう答えておいた。
「よかったね」
「何がよ」と聞こうとしたが春香は口を閉じた。もうこれ以上広美につっこまれたくないと思ったのもあるが、その時丁度広美はリビングを出てバスルンムに向かって歩き出したからだ。
「はー」
リビングに残された春香は何となく大きなため息をついた。
「ため息つくと?」
ふと、直人の声が春香の脳裏にこだまする。
「幸せが逃げる・・・」
そう声に出して、春香ははっとした。
そうだ!そういうことかー。だとすれば、今は幸せを逃がしたくない!
と、春香はつよく思った。