シーソーが揺れてる
昨日母から電話があった。そこで今まで春香が隠してきたことが全てばらされた。
その電話によると、二日前春香宛に小包が届いたそうだ。それは当時つきあっていた一つ上の先輩に貸したままにしていたCDだった。
その彼は現在3年生。「なぜ直接本人に渡さず家に届くんだろう?」と中退を知るよしも無い母からすれば不振に思うだろう。
あまりよくないこととは思ったが、母は小包に添えられていた手紙を春香よりも先に読んでしまった。そこには、
「春香が学校を辞めてから・・・」
と言う1文があった。
そこで初めて母を始めとする家族は春香の大学中退を知らされることになる。次いでに先輩とのおつきあいも半年しか続かなかったことは言うまでもない。
そして昨日、電話してきた母は春香に問い正した。仕方なく春香は正直に話した。
今は高校の友達の広美の部屋に居候させてもらっていること、心療内科に通院していること、広美と一緒に市内の合唱サークルに入ってもうすぐ大会があること、体調が落ち着いてきたらバイトをやろうと思っていること、幼稚園の頃からの友達の直人とよく会っていることを洗いざらい全部語った。
その電話によると、二日前春香宛に小包が届いたそうだ。それは当時つきあっていた一つ上の先輩に貸したままにしていたCDだった。
その彼は現在3年生。「なぜ直接本人に渡さず家に届くんだろう?」と中退を知るよしも無い母からすれば不振に思うだろう。
あまりよくないこととは思ったが、母は小包に添えられていた手紙を春香よりも先に読んでしまった。そこには、
「春香が学校を辞めてから・・・」
と言う1文があった。
そこで初めて母を始めとする家族は春香の大学中退を知らされることになる。次いでに先輩とのおつきあいも半年しか続かなかったことは言うまでもない。
そして昨日、電話してきた母は春香に問い正した。仕方なく春香は正直に話した。
今は高校の友達の広美の部屋に居候させてもらっていること、心療内科に通院していること、広美と一緒に市内の合唱サークルに入ってもうすぐ大会があること、体調が落ち着いてきたらバイトをやろうと思っていること、幼稚園の頃からの友達の直人とよく会っていることを洗いざらい全部語った。