シーソーが揺れてる
「あー?分からないっておめえ、そもそも夢ってのは自分の中にある物じゃないか。そんなわざわざ探しに行かなくても、自分の頭とか腹とか胸とかをようく見てみりゃ分かるだろう?」
「ああ・・・!」
春香の胸がぽっと暑くなった。
直人の言う通りかもしれない。だから自分はどこに行っても何かをやってみてもしっくり来ないのだ。
自分の世界を変えたいと思うなら、まずは自分が変わらなければならない。人や物に頼るのではなく。
なぜなら自分のことは自分しか知らないのだから。
これからどうすればいいのか、どんな自分になりたいのか、今自分は何を思いどう感じているのか・・・それら全ての答えは、自分の中にあるのだから。
そのことに、春香はようやく気がつくことができた。
「うん、そうだね」
本当はもっとたくさんのことを言いたかったのだけれど、得た物が大きすぎて今すぐには声にはできなかったので、直人にはこんな相づちを打つのでやっとだった。
「うん」
受話器の向こうで直人は大きく頷いているようだった。
「ああ・・・!」
春香の胸がぽっと暑くなった。
直人の言う通りかもしれない。だから自分はどこに行っても何かをやってみてもしっくり来ないのだ。
自分の世界を変えたいと思うなら、まずは自分が変わらなければならない。人や物に頼るのではなく。
なぜなら自分のことは自分しか知らないのだから。
これからどうすればいいのか、どんな自分になりたいのか、今自分は何を思いどう感じているのか・・・それら全ての答えは、自分の中にあるのだから。
そのことに、春香はようやく気がつくことができた。
「うん、そうだね」
本当はもっとたくさんのことを言いたかったのだけれど、得た物が大きすぎて今すぐには声にはできなかったので、直人にはこんな相づちを打つのでやっとだった。
「うん」
受話器の向こうで直人は大きく頷いているようだった。