シーソーが揺れてる
シーソーが勢いよく中を蹴った。直人が力を入れて漕いだんだろう。それに負けないように春香も両足に思いっきり力を入れた。
「楽しいね」
弾んだ声で春香は言う。
「あー」
春香の声に直人が答える。
「私、この瞬間が1番好き」
「え?」
「直人と過ごすこの時間が・・・」
安定を保ったまま心地いい一定のリズムを刻みながらシーソーは動き続けている。その揺れに身を委ねながら春香は思った。
だいじょうぶかもしれない!もう何があっても、どんなことが起こっても。私には安らげる場所があるから。楽しいと思えることや物をたくさん持っているから。それさえあれば、もう何も怖くないはずだ!と。
「うん俺も」
力一杯にシーソーを漕ぐ直人は照れ笑いを浮かべて見せた。
「楽しいね」
弾んだ声で春香は言う。
「あー」
春香の声に直人が答える。
「私、この瞬間が1番好き」
「え?」
「直人と過ごすこの時間が・・・」
安定を保ったまま心地いい一定のリズムを刻みながらシーソーは動き続けている。その揺れに身を委ねながら春香は思った。
だいじょうぶかもしれない!もう何があっても、どんなことが起こっても。私には安らげる場所があるから。楽しいと思えることや物をたくさん持っているから。それさえあれば、もう何も怖くないはずだ!と。
「うん俺も」
力一杯にシーソーを漕ぐ直人は照れ笑いを浮かべて見せた。