シーソーが揺れてる
「あーいえいえ。杉浦先輩にはいつもいろいろお世話になってます」
「だって。いい後輩に巡り会えてよかったわね」
鼻高らかに笑う直人に春香は冷たい眼差しを向けた。
「僕が知らないようなことをいっぱい教えてくださるんです。車のことはもちろん、ゴルフのこととか競馬のこととかそれと・・・」
ここで良太は急に言葉を切った。
「へえ、そう。私はこいつのことだからてっきりしょうもないギャグとか女の口説き方とかをレクチャーしてやってんのかと思ったけど・・・」
「どっ、どうして分かったんですか?」
「えっそうなの?」
「おっおいおいそれを言うなって」
「あんたねえ!」
直人の頭の上に春香のげんこつが落っこちてきた。
「19歳の少年になんちゅうこと教えてんのよ!」
「これも先輩としての立派なアドバイス・・・」
「どこが立派なんだよ!」
「先輩!時間だいじょうぶなんですか?」
何か重要なことを思い出したように良太は直人に目をやった。
「だって。いい後輩に巡り会えてよかったわね」
鼻高らかに笑う直人に春香は冷たい眼差しを向けた。
「僕が知らないようなことをいっぱい教えてくださるんです。車のことはもちろん、ゴルフのこととか競馬のこととかそれと・・・」
ここで良太は急に言葉を切った。
「へえ、そう。私はこいつのことだからてっきりしょうもないギャグとか女の口説き方とかをレクチャーしてやってんのかと思ったけど・・・」
「どっ、どうして分かったんですか?」
「えっそうなの?」
「おっおいおいそれを言うなって」
「あんたねえ!」
直人の頭の上に春香のげんこつが落っこちてきた。
「19歳の少年になんちゅうこと教えてんのよ!」
「これも先輩としての立派なアドバイス・・・」
「どこが立派なんだよ!」
「先輩!時間だいじょうぶなんですか?」
何か重要なことを思い出したように良太は直人に目をやった。