シーソーが揺れてる
「えっ?」
「ほら今日得意先が・・・」
「そんなの親父にやらせとけばいいんだって。おれたちが居ても暇なだけだぜ」
「まあ確かにそうですけど・・・。また親父さんに説教されますよ」
「どうせいつも同じことしか言わないんだから聞き流しとけばいいんだよ」
「どういう話か知らないけど、直人が言ってること分かるような・・・。さっすが元不良、って今もか」
と、心の中ではそう思っていた春香だったが、
「どういう話か知らないけど、戻ったほうがいいんじゃない?あんたんとこのお父さん、ものすごく厳格な人じゃなかったっけ?」
「そうです」
答えたのは良太だった。
「しょうがねえ、戻るか」
直人は良太と一瞬目を合わせるとベンチから立ち上がった。
「今日はありがとうございました。いろいろ話せてとてもたのしかったです。またお会いしましょう」
良太は春香に向けて丁寧に頭を下げた。
「こちらこそ」
春香も良太ににっこりと笑いかけた。
「ほら今日得意先が・・・」
「そんなの親父にやらせとけばいいんだって。おれたちが居ても暇なだけだぜ」
「まあ確かにそうですけど・・・。また親父さんに説教されますよ」
「どうせいつも同じことしか言わないんだから聞き流しとけばいいんだよ」
「どういう話か知らないけど、直人が言ってること分かるような・・・。さっすが元不良、って今もか」
と、心の中ではそう思っていた春香だったが、
「どういう話か知らないけど、戻ったほうがいいんじゃない?あんたんとこのお父さん、ものすごく厳格な人じゃなかったっけ?」
「そうです」
答えたのは良太だった。
「しょうがねえ、戻るか」
直人は良太と一瞬目を合わせるとベンチから立ち上がった。
「今日はありがとうございました。いろいろ話せてとてもたのしかったです。またお会いしましょう」
良太は春香に向けて丁寧に頭を下げた。
「こちらこそ」
春香も良太ににっこりと笑いかけた。