シーソーが揺れてる
空気を変えようと再びラジオをつけると、男性djが何やら興奮気味に話をしていた。
「いやあ、あれはやっばいね。見ないでって言われても見ちゃうよ。あんな短いスカートはいてたらさあ・・・」
春香はスピーカーを睨みつけた。
「男ってそういう物なのかよ」
呆れたように春香はラジオを止めた。そしてタオルケットにくるまるとカーテンがかかった窓の方を見て目を閉じた。
「ただ男は女と、女は男と一緒になれたらそれだけでいいのかよ。男は女の何が欲しくて、女は男の何を求めてるんだろう?上辺だけの馴れ合い関係?体?いや絶対それは違う・・・」
行く宛の無い考えを巡らせているうちに、春香の意識は少しづつ薄れていく。
ふと、枕元で携帯がなった。しかし春香はその電話には出なかった。
話したくないわけではないが、話す気になれなかったのだ。話すことが無いからだ。
「いやあ、あれはやっばいね。見ないでって言われても見ちゃうよ。あんな短いスカートはいてたらさあ・・・」
春香はスピーカーを睨みつけた。
「男ってそういう物なのかよ」
呆れたように春香はラジオを止めた。そしてタオルケットにくるまるとカーテンがかかった窓の方を見て目を閉じた。
「ただ男は女と、女は男と一緒になれたらそれだけでいいのかよ。男は女の何が欲しくて、女は男の何を求めてるんだろう?上辺だけの馴れ合い関係?体?いや絶対それは違う・・・」
行く宛の無い考えを巡らせているうちに、春香の意識は少しづつ薄れていく。
ふと、枕元で携帯がなった。しかし春香はその電話には出なかった。
話したくないわけではないが、話す気になれなかったのだ。話すことが無いからだ。