シーソーが揺れてる
大5章
1
「すみません、こんな天気の中出て来させてしまって」
「あっ、いえいえ。今日どうせ暇だから」
いつも降りているバス停より3駅先のバス停で降りた春香を待ち受けていたのは、降り出した雨と、丁寧に頭を下げる良太、そして、
「今日じゃなくてもずーっと暇なんだろ?」
そうからかう直人だった。
「あら、あんたも居たのね」
良太の横からちょこんと顔を覗かせた直人を春香はまじまじと見つめた。
「居て悪かったなあ」
すると直人は良太に視線を向け、
「おれは良太に西山と二人で言ってこいって勧めたんだよ。そしたらこいつ二人だと誤解されるから先輩も一緒に来てくださいって言うからさあ」
「いや、そのー・・・」
恥ずかしさのあまり良太は頬を赤らめた。
「へえそうだったんだー。まあ人数が多いほうが楽しいしね」
「そっそうですよね」
春香の言葉で良太の頬から赤らみが消えた。
「あっ、いえいえ。今日どうせ暇だから」
いつも降りているバス停より3駅先のバス停で降りた春香を待ち受けていたのは、降り出した雨と、丁寧に頭を下げる良太、そして、
「今日じゃなくてもずーっと暇なんだろ?」
そうからかう直人だった。
「あら、あんたも居たのね」
良太の横からちょこんと顔を覗かせた直人を春香はまじまじと見つめた。
「居て悪かったなあ」
すると直人は良太に視線を向け、
「おれは良太に西山と二人で言ってこいって勧めたんだよ。そしたらこいつ二人だと誤解されるから先輩も一緒に来てくださいって言うからさあ」
「いや、そのー・・・」
恥ずかしさのあまり良太は頬を赤らめた。
「へえそうだったんだー。まあ人数が多いほうが楽しいしね」
「そっそうですよね」
春香の言葉で良太の頬から赤らみが消えた。