シーソーが揺れてる
外に出ると、駐車場には数台の車が止まっていた。
自販機の影に隠れて春香は駐車場を見渡していた。
と、止まっている車の内の1代のドアが開いた。左側の後部座席だ。
するとあの人影がドアの開いた車へと近づいて行く。息ようようと。
「えっ?!」
春香の胸がばくんと音をたてた。
そうこうしている間にその人影は躊躇うことなく開いた車のドアの向こうに吸い込まれてしまった。
「片山くん・・・」
何事も無かったかのようにコンビニから出て行こうとする車からは四つ打ちの重低音が聞こえていた。まもなく重低音と共に良太を乗せた車は春香の前から去って行った。
自販機の影に隠れて春香は駐車場を見渡していた。
と、止まっている車の内の1代のドアが開いた。左側の後部座席だ。
するとあの人影がドアの開いた車へと近づいて行く。息ようようと。
「えっ?!」
春香の胸がばくんと音をたてた。
そうこうしている間にその人影は躊躇うことなく開いた車のドアの向こうに吸い込まれてしまった。
「片山くん・・・」
何事も無かったかのようにコンビニから出て行こうとする車からは四つ打ちの重低音が聞こえていた。まもなく重低音と共に良太を乗せた車は春香の前から去って行った。