逃げる女
私は中央に座り、大志君の飲み物を私の向かいへと置き、
「本当は端とかに居た方が落ち着くんだけど、折角こんなに広いんだから、今日は真ん中に座ろうかな。大志君もそこ座って。」
こうすれば、大志君は隣には来れないよね。
『美紀ちゃんて…変わってるとか言われない?』
「へ?無いよ?」
『…天然なのかな…それとも…不思議ちゃん?』
ぼそっと呟いたその言葉を聞き逃さなかった。
しまったぁ!!そんな誤解されるなんてっ!!
私どちらかといえば、ツッコミ系なんだけど。
天然とか不思議チャンなんて縁遠い人種なのに!
「大志君、今何か言った?」
聞こえてたくせに聞き直す。だって、誤解されたままなんてちょっと嫌だし、弁解させて欲しい。
『ん?別に何でもないよ』
にっこり笑ってそう言われたら、弁解できないじゃん!
.
「本当は端とかに居た方が落ち着くんだけど、折角こんなに広いんだから、今日は真ん中に座ろうかな。大志君もそこ座って。」
こうすれば、大志君は隣には来れないよね。
『美紀ちゃんて…変わってるとか言われない?』
「へ?無いよ?」
『…天然なのかな…それとも…不思議ちゃん?』
ぼそっと呟いたその言葉を聞き逃さなかった。
しまったぁ!!そんな誤解されるなんてっ!!
私どちらかといえば、ツッコミ系なんだけど。
天然とか不思議チャンなんて縁遠い人種なのに!
「大志君、今何か言った?」
聞こえてたくせに聞き直す。だって、誤解されたままなんてちょっと嫌だし、弁解させて欲しい。
『ん?別に何でもないよ』
にっこり笑ってそう言われたら、弁解できないじゃん!
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