夢のほとり~妖と華~
また、あの光…。
案の定、腕が再び現れ私は、吸い込まれていった。
今度は、顔が見える…
最初は、一瞬であの場所飛ばされて顔すら見えなかったのに。
そう、目の前にいる男の人は色白で、少し切れ長な目に、長い睫毛。
鼻筋が通っていて、少しくせ毛の茶色い髪。
いわゆる、イケメン…ってやつですか…
『‥さぁ、交わせ契りを!』
「でも、契りを交わせとか急に言われても…」
『ごちゃごちゃ、うるせぇ女だなぁ』
「何よ!そんな言い方しなくても…なら、さっさと終わらせてよ。学校に遅れちゃうし…」
『‥学校?』