夢のほとり~妖と華~

『この娘、自覚がないとは…まったく美しくない。』

「あのぅ?」



『つむぎさん、先ほどお話しましたよね?あなたは自身が見る夢を通し別の世界に移動すると…』


「…あれ、冗談じゃないの?」



『いえ。冗談ではないですよ。つむぎさんの力は夢折という力。そして…』


ゆめ…おり?



そして…???




『あなたが生きていた時代とは異なる世界』


「はい…?」



『お前、気づいてなかったのかよ!』


『そう今、あなたがいるこの場所は幕末、文久三年です』





はい?今なんて言った!?


ば、、幕末!?




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