夢のほとり~妖と華~


『…つむぎ?まさか僕たちも手なずけようと考えてる?』



うっ…。


私の考えは簡単に鈴皇に見透かされていた。



『残念♪僕は手なずけられないよ…そんな気分じゃないし!!』


気分の問題?
気分が良かったら、手なずけられるって事ですか?



『私は、そんな事しなくても、つむぎの言う事は、何でも聞きますよ!』


「毬尾~」



私は、毬尾に抱きつきスリスリと顔を擦り付けていた。


私の言う事を聞いてくれそうな事に嬉しかった。



犬黎は、ワガママだし俺様で私の言う事は聞いてくれないし…


ほとんど……



鈴皇は、誰かに媚びて動くタイプじゃないし…



私、彼らを上手く扱うなんて出来るのかなぁ~




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