キャラメル
いっちゃった…
ルイ…もう会えないなら…
抱きしめてくれたってよかったじゃん!
なんで?
なんで…
ルイのこと拒否っちゃったの!?
あたし…!
ヤダ!
ルイ!
いっちゃヤダ!
すると、突然風が吹いて…
『絶対…幸せになれ!』
それは、忘れもしない…
ルイの声だったー…
図書室に風が吹くはずないもんね。
あれは、ルイだ…!
あたしは…
あたしの気持ちに正直に生きる…!
あたし、幸せになるからね?
安心してね?
たとえ叶わなくっても…
あたしは、琥太が好き…!