君のその瞳にうつりたい


 私を覆う。


 今日は文化祭の準備でみんな大忙し。


 そんな中、


 浮いてる人物がいた。


 私の好きな人だった。


 いつも明るく笑う君。


 でも今君は


 もの凄く暗い表情してる。


 だから何かあったことにはすぐわかった。


 すぐに君の友達に聞きに行く、


 思いもよらない言葉が返ってきた。


「彼女に振られたんだってさ」


 彼の言葉が頭から離れようとしない。


 ずっと連呼されるこの言葉。


 嬉しいけれど、


 本当は飛び跳ねるぐらい嬉しいけれど。

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