君のその瞳にうつりたい

 もう諦めかけてた。


 そんなとき――。



 “私は君と一緒のクラスが良かった”



 心の中で叫び続けたこの想いが、



 叶ったんだ。


 私達は中学校へと進学した。



 また来たこの季節。


 桜が舞うこの季節。


 そしてまた紙切れを見る。


 私はただ、何組かを見ただけで、


 君の名前があることに気付かなかったんだ。

 
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