君とともに舞い降りて
「はい!もぅ退院してもけっこうですよ」
「先生!ありがとうございました。」
母さんは先生に深くお辞儀をしていた。が、俺はこの後のことで頭がいっぱいだったのです。
自分でも、笑えてくる。
「母さん、俺ちょっと用事あるから先帰ってて。」
「あらー、乃唖ちゃんとデート?!」
「…そんなんじゃないです。」
「はいはい。じゃあ母さんは帰ってるから。」
「うん」
待ち合わせは2時… 今は1時45分ぐらいか。