突然の結婚
マンションのエントランスに車は到着した。

運転手と秘書が先に降りて、車のドアを開け、私たちが降りるのを待っている。

イケメン拓海さんは秘書に一言明日の仕事のことを告げると、マンションに入っていこうとしていた。


そんな拓海さんに私は…
『私…無理です。今日はこれで帰ります。由香里おばさんには私から言いますので、今回のことは終わりにしてください。では・・・』

私は、言い終えると、少しすっきりした気分で、多分駅方向だと思われる道を歩き始めた。

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