突然の結婚
私が、着替えを持ち自室を出た。


そうすると、珍しく拓海さんが書斎からでてきた。


私はいつものように、彼に声も掛けず、お風呂へ向かおうとした…


その時、彼の手が私の腕をつかんだ。


「亜紀…こっちへ」

彼の冷たいまなざしとともに冷たい声が掛けられた。


『拓海さん…ご用事は何かしら…私、疲れているのだから、手短に』

私だって、こんな生活を数カ月してきたのだから、強くもなるわ。


拓海さんに連れられて、リビングへ…


「亜紀…何か隠し事はないか?」

『隠し事?そんなの生活の全部じゃないの!!
 お互い、干渉しあわないのだから、あなたに関係ないでしょ…』

拓海さんは眉をひそめた…そして

「亜紀…どうしてお前から毎日煙草に臭いがするんだ。

 ここ一週間くらいの間毎日だ!!」

なぜ?分かったんだろう?私はびっくりしかなかった。
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