突然の結婚
『そんなの…勝手に…ひどい』

「ひどいだと?約束も守れない奴に言われたくないがな…
 
 亜紀…自由にしてもいいとは言ったが、何をしてもいいということではない。

 亜紀には少しお仕置きが必要なようだな…」


私は、ゾクっとした…

拓海さんの目が…怖いから。


拓海さんは言い終わると、私の腰に手をまわし、

私の唇を奪った。

私は彼の胸を押したが…男の人の力にかなうことはない

重ねるだけのソフトなキスから、だんだんディープなキスへとなった。

彼の舌が、私の下をからめとり、私の口の中を犯していた。


私は、それだけで、立っていることもできないくらいだった。

抵抗をしようとも考えができないくらいに…


これが…拓海さんのいうお仕置きなの?

私の心の中で何かが動いた…

もっと、意地悪くすることもできるのに、

拓海さんのキスは深いけど優しい。

まるで、愛している人にキスをしているかのように…

不思議な感覚だった…





そして、その日以降、

拓海さんは当たり前のように私にキスをするようになった。


理由は…お仕置きだという。
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