突然の結婚
私は気付かないうちに涙があふれていた・・・

『うそ…だって拓海さん他にいっぱい女のひといるじゃん。
 秘書さんだって…』

「秘書は変えただろ。確かに、体だけの関係の女はいたけど、今は誰もいないよ。
 今欲しいと思うのは・・・亜紀だけだから」

・・・・・


「亜紀…お前の気持ち教えて?」

『・・・・そっそんなの。分かってるくせに…私が拓海さんのこと好きだって。分かってるくせに…もう・・・』

私は、こぶしで拓海さんの胸をたたいた…

「亜紀…今から、俺たちはじめよ。
 夫婦としても、恋人としても…なっ。」

『うん。』

私は、それ以外発することができなかった。

言葉に泣いていたこともあるけど…拓海さんの唇が落ちてきたから。
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