白雪姫と消しゴム


「はぁ、はぁ、」

あたしは手を膝につき

息を整えて



涙をぎゅっとふいた。




後ろを振り返る、

透真はいなかった。



「なんか、あたし、きもっ!」




乙女みたいなこと

しちゃってんの…!?



透真、絶対引いたし!



でも、なんか




ちょっと



悲しいかも


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