白雪姫と消しゴム




ドキドキした。


ひろが昨日より

かっこよくみえた。




「立って?」

「ん…、」




あたしは重い体を

無理に立ち上がらせた















「羽音…?
俺は、透真みたいに
羽音を傷つけねえよ?
ねえ、俺……」











体にはひろの体の

暖かさが伝わってる





あたしを抱き締めたひろの

小さな言葉が、











じんわり、染みた



< 142 / 145 >

この作品をシェア

pagetop