先生へ -君に詠む愛の歌-
夏休みに入り

今日は佳央の家でお泊り♪

宿題も持参で一緒にする予定。

二人でやったほうが効率いいしね♪

昼間はやっぱり暑くてヤル気が出ず

二人でテレビを見たりして

ゴロゴロしていた。

いつもおいしい佳央ママの

夜ご飯を食べて

お風呂に入って

佳央の部屋。

やっと少しだけお勉強モード。

佳央と二人で順調に宿題を

片付けていく。


「え~百人一首の
 意味調べるのぉ~?」


急に佳央が言った。


「ん?古典の課題?」


「そう!
 100個もあるじゃーん!」


「これもう少しで終わるから
 手分けしてやろうか?」


「そうしよっか~
 あ!ネットとかで調べたら
 出てきそう!」

「そうだね!
 けど書き出さなきゃ・・・」


「とりあえずパソコンだね。
 ねー?柚那が調べて?
 私パソコン苦手だし・・・」


甘えるように言ってくる佳央。

「しかたないなぁ~
 んじゃあとりあえず電源
 入れといて~」


「わかった♪」


佳央はノートパソコンを

出してきて電源を入れた。

「私が調べる間は
 佳央はこっちやっててね?」

「了解~♪」


そして私は百人一首の意味を

ネットで検索し始めた。




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