先生へ -君に詠む愛の歌-
「ん?どうしたの柚那。
 顔赤いよ??」


「え?!うぅん!
 なんでもない!!」


「なにぃ~??
 エッチな画像でも
 見てたのぉ~??」


佳央がニヤって笑ってくる。


「ち、違うよ!!」


あわてて否定した。


けど


それ以上は言えなかった。


だって


言葉にすると


自分の気持ちまで


正直に


佳央の前では出てしまいそう


だったから・・・。







私は誰も好きになれない。





壬生先生を・・・・


失いたくない・・・。

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