先生へ -君に詠む愛の歌-
*****佳央視点*****
私はそれから
壬生先生の病室へ行った。
先生は検査中で
病室にいなかった。
看護師さんに聞いたら
さっき検査に入ったとこだから
時間がかかるって。
だから私はまた
柚那の病室前へと戻ってきた。
病室の前には伊波先生はいなくて
柚那のママがいた。
「あ!佳央ちゃん!」
そう言って柚那のママは
涙ぐんでいた。
「大丈夫ですか??」
「えぇ。大丈夫。
それより佳央ちゃんに
お願いがあるの。」
「なんですか??」
「昨日、病院の先生から
記憶を取り戻せるような
きっかけになりそうな
ものが家とかにあるかも
しれないから探して
おいて欲しいって
言われたんだけど・・・。
ほら、やっぱり年頃の
女の子だし、母親に見られたく
ないものだってあると思うの。
だから柚那の部屋
よかったら佳央ちゃん
見てくれないかな。
病院の先生には話しておくから
何か見つかったら直接
病院へ持っていってもらって
いいかな??」
話してるうちにまた柚那のママは
涙をこぼし始めた。
こんな素敵な考え方できるママを
持って、柚那は幸せだね・・・。
「わかりました。
私探してみます。」
「ありがとう佳央ちゃん。」
そう言った柚那のママは
いつきてくれてもいいからと
私に家の合鍵を渡してくれた。
私はそれから
壬生先生の病室へ行った。
先生は検査中で
病室にいなかった。
看護師さんに聞いたら
さっき検査に入ったとこだから
時間がかかるって。
だから私はまた
柚那の病室前へと戻ってきた。
病室の前には伊波先生はいなくて
柚那のママがいた。
「あ!佳央ちゃん!」
そう言って柚那のママは
涙ぐんでいた。
「大丈夫ですか??」
「えぇ。大丈夫。
それより佳央ちゃんに
お願いがあるの。」
「なんですか??」
「昨日、病院の先生から
記憶を取り戻せるような
きっかけになりそうな
ものが家とかにあるかも
しれないから探して
おいて欲しいって
言われたんだけど・・・。
ほら、やっぱり年頃の
女の子だし、母親に見られたく
ないものだってあると思うの。
だから柚那の部屋
よかったら佳央ちゃん
見てくれないかな。
病院の先生には話しておくから
何か見つかったら直接
病院へ持っていってもらって
いいかな??」
話してるうちにまた柚那のママは
涙をこぼし始めた。
こんな素敵な考え方できるママを
持って、柚那は幸せだね・・・。
「わかりました。
私探してみます。」
「ありがとう佳央ちゃん。」
そう言った柚那のママは
いつきてくれてもいいからと
私に家の合鍵を渡してくれた。