先生へ -君に詠む愛の歌-
*****佳央視点*****

壬生先生と向き合う


ように私と伊波先生が


座った。


そして壬生先生は話し始めた。


「伊波、この前も話したが
 俺は柚那が好きだ。
 これからの柚那を支えて
 行きたいと思ってる。
 そのことをこれから
 柚那に伝えてこようと
 思ってる。」



私も伊波先生も黙って聞いている。


「で、だ。
 君たちにお願いがある!」


「なんでしょう?」


「なんですか??」


「・・・・・。」


「言いにくいんですか?」


伊波先生が優しく壬生先生に微笑む。


「伊波、その諭すような
 笑顔やめてくれ(笑)
 ・・・笑うなよ?//」


「なんでしょう?」


「大丈夫ですよ先生!
 ちゃんと笑いますから♪」


「・・・///
 その・・・
 俺が学生の頃に、だな。」


「えぇ。」


「はい。」


「地域とか言う人によって
 違ったんだけど・・・
 俺のまわりでは左耳に
 ピアスホールをあけると
 運命が変わるって
 言われてたんだ///」


「あぁ。僕も聞いたことがある。」


「本当か?伊波!」


「えぇ。まぁ信じるか
 信じないかは人それぞれ
 でしょうけど・・・。」


「壬生先生ってば
 ロマン・・」


「言うな!///
 わかってる!
 わかってるから!//」


思いっきりテレながら

必死に話してた壬生先生は


なかなか可愛らしくて


伊波先生と2人で笑っていた。




 
< 138 / 337 >

この作品をシェア

pagetop