先生へ -君に詠む愛の歌-
さっきの南先生の

現金な感じに笑いが

こみ上げてきて

思わず出口を出る前に

軽く笑ってしまった。

「押し付けられてたね?」

クスッと笑う感じと

共に後ろから甘い声で聞かれた。

思わず振り返る。

「はい、でも・・・
 キライじゃないですから
 責任感のある仕事って♪」

微笑みながら、その甘い声の

先生に言った。

「そうか。」

その先生は優しく微笑んで

職員室を出てすぐの

校庭に続く廊下に出ていった。



もう少し話したかった・・・



かな・・・。





私は反対方向の佳央が待ってる

教室へ急いだ。

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