先生へ -君に詠む愛の歌-
*****壬生先生視点*****
「壬生先生。」
「何だ伊波。」
伊波は俺の横に並んで立ち
柚那のお母さんを
見送ったままの視線のまま
話してきた。
「僕も車で
来てるんですが?」
「・・・。
それは宣戦布告と
いうことか?」
「そう聞こえましたか?」
「柚那は俺のだ。」
「聞いてませんよ。」
「お前はモテるだろ。」
「それは先生もでしょう。」
「お前は若いだろう。」
「それは否定はしません。」
「彼女いるんじゃないのか。」
「いますよ。」
「俺はお前にそんな教育を
した覚えはない。」
「気になる人ができたんです。
だから彼女とは時期をみて
別れます。もうお互い
冷めてましたから。」
「柚那は渡さない。」
「誰も藤里さんだって
言ってませんよ。」
そう言ってクックックと
横で笑いをこらえきれず
笑っている伊波。
からかわれたのか??
「恩師の恋を邪魔しませんよ。
僕のときも協力して
下さいね?」
「考えておいてやる。」
そう言って、
半信半疑なまなざしを
伊波に向けたが
さっきと変わらず笑っていた。
*****壬生先生視点終了*****
「壬生先生。」
「何だ伊波。」
伊波は俺の横に並んで立ち
柚那のお母さんを
見送ったままの視線のまま
話してきた。
「僕も車で
来てるんですが?」
「・・・。
それは宣戦布告と
いうことか?」
「そう聞こえましたか?」
「柚那は俺のだ。」
「聞いてませんよ。」
「お前はモテるだろ。」
「それは先生もでしょう。」
「お前は若いだろう。」
「それは否定はしません。」
「彼女いるんじゃないのか。」
「いますよ。」
「俺はお前にそんな教育を
した覚えはない。」
「気になる人ができたんです。
だから彼女とは時期をみて
別れます。もうお互い
冷めてましたから。」
「柚那は渡さない。」
「誰も藤里さんだって
言ってませんよ。」
そう言ってクックックと
横で笑いをこらえきれず
笑っている伊波。
からかわれたのか??
「恩師の恋を邪魔しませんよ。
僕のときも協力して
下さいね?」
「考えておいてやる。」
そう言って、
半信半疑なまなざしを
伊波に向けたが
さっきと変わらず笑っていた。
*****壬生先生視点終了*****