先生へ -君に詠む愛の歌-
佳央ちゃんが息を

きらせながら

私に駆け寄ってきた。

「大丈夫?!柚那!」

「う、うん。」

「よかったぁ~」

佳央ちゃんはそこに

へたり込んでしまった。


伊波先生が

「こういう時は
 親友がいいと
 思ったんだ。」

そうニッコリ笑って

私と佳央ちゃんを

保健室から送り出してくれた。


「いこっか♪」

佳央ちゃんが明るく

声をかけてくれた。


「うん。」


佳央ちゃんと一緒に

下校した。


私たちの最寄駅に

着いたとき

佳央ちゃんが言った。



「よくね、私たちが
 相談事とかするときに
 行ってた公園が
 あるんだけど・・・
 行かない?♪」


「え・・・あ、うん。」


佳央ちゃんが

公園に案内してくれて


佳央ちゃんが

ウサギに腰かけた。


私の席はパンダ

だよって言ってくれた。


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