先生へ -君に詠む愛の歌-
*****佳央視点*****
コンコン。
「失礼します。」
「あぁ、田元さん。
どうぞ。
そこに座ってて
下さい。
もうすぐ終わりますから。」
伊波先生は机に向かって
ノートパソコンで何か
作業をしている。
伊波先生はいつでも
優しい口調で話してくれる。
すごく安らぐ・・・。
「おまたせしました。
どうでした?」
いつの間にやら私の前に
伊波先生が座っていた。
「伊波先生・・・。
私・・・ダメでした。
柚那に何も聞けませんでした。
私また簡単に親友に戻れると
思ってました・・・。
けど・・・けど・・・。」
涙があふれてくる。
今まで抑えていた感情が
一気にあふれてしまって・・・。
え?
伊波先生が私の横にきて
抱きしめてくれた。
あぁ・・・
伊波先生の腕の中
とても安らぐね・・・
「伊波先生・・・。
私もう・・・
いろいろ考えすぎちゃって
何も考えられないんだ・・・。
頭がね・・・もう働かないの。」
「田元さん。」
伊波先生は私を抱きしめたまま
話す。
「人は記憶をなくしても
本質は変わりません。
大丈夫、大丈夫ですよ。
藤里さんにも
田元さんの気持ち
ちゃんと伝わってます。」
「本当ですか?」
「僕の言うことを信じること
できますか?」
「はい・・・。」
「じゃあ今は待ちましょう。
藤里さんが心を開いて
くれるまで。
大丈夫、大丈夫だから。」
「はい・・・。」
私はしばらく
伊波先生の腕の中で泣いていた。
*****佳央視点終了*****
コンコン。
「失礼します。」
「あぁ、田元さん。
どうぞ。
そこに座ってて
下さい。
もうすぐ終わりますから。」
伊波先生は机に向かって
ノートパソコンで何か
作業をしている。
伊波先生はいつでも
優しい口調で話してくれる。
すごく安らぐ・・・。
「おまたせしました。
どうでした?」
いつの間にやら私の前に
伊波先生が座っていた。
「伊波先生・・・。
私・・・ダメでした。
柚那に何も聞けませんでした。
私また簡単に親友に戻れると
思ってました・・・。
けど・・・けど・・・。」
涙があふれてくる。
今まで抑えていた感情が
一気にあふれてしまって・・・。
え?
伊波先生が私の横にきて
抱きしめてくれた。
あぁ・・・
伊波先生の腕の中
とても安らぐね・・・
「伊波先生・・・。
私もう・・・
いろいろ考えすぎちゃって
何も考えられないんだ・・・。
頭がね・・・もう働かないの。」
「田元さん。」
伊波先生は私を抱きしめたまま
話す。
「人は記憶をなくしても
本質は変わりません。
大丈夫、大丈夫ですよ。
藤里さんにも
田元さんの気持ち
ちゃんと伝わってます。」
「本当ですか?」
「僕の言うことを信じること
できますか?」
「はい・・・。」
「じゃあ今は待ちましょう。
藤里さんが心を開いて
くれるまで。
大丈夫、大丈夫だから。」
「はい・・・。」
私はしばらく
伊波先生の腕の中で泣いていた。
*****佳央視点終了*****