先生へ -君に詠む愛の歌-
「だから私は久世君を諦めたの。
それなのに・・・
記憶がなくなったからって
久世君から離れていこうと
している貴方が許せない・・・。
彼をなんだと思ってるの?
彼の腕だけでは足りず
心にまで傷を残すつもり?
そんなの・・・私許せない。
だから・・・貴方に
言っておきたかったの。」
「・・・・。
ありがとうございました。」
「え?!」
「過去の失恋のこと
先輩もツライのに
話してくださって
ありがとうございました。
よく考えたいと思います。」
頭で考えたわけではないのだけれど
勝手に言葉がスラスラ出てきて
気がつけば先輩に深々と頭を下げていた。
先輩は何も言わず走っていってしまった。
しばらく放心状態で立ち尽くし
自然と携帯の発信ボタンを押していた。
「もしもし。
・・・うん。
あの・・今から・・・」
それなのに・・・
記憶がなくなったからって
久世君から離れていこうと
している貴方が許せない・・・。
彼をなんだと思ってるの?
彼の腕だけでは足りず
心にまで傷を残すつもり?
そんなの・・・私許せない。
だから・・・貴方に
言っておきたかったの。」
「・・・・。
ありがとうございました。」
「え?!」
「過去の失恋のこと
先輩もツライのに
話してくださって
ありがとうございました。
よく考えたいと思います。」
頭で考えたわけではないのだけれど
勝手に言葉がスラスラ出てきて
気がつけば先輩に深々と頭を下げていた。
先輩は何も言わず走っていってしまった。
しばらく放心状態で立ち尽くし
自然と携帯の発信ボタンを押していた。
「もしもし。
・・・うん。
あの・・今から・・・」