先生へ -君に詠む愛の歌-
「1年B組、藤里柚那です。
 中学校でも学級委員を2年間
 務めていました。やりがいの
 ある仕事なので結構気に入ってます♪
 よろしくお願いします。」

微笑んで一礼し、着席した。

少しは落ち着いて見えたかな??

その後、一通りの自己紹介が終わり

壬生先生が口を開いた。

「私が生徒会の顧問の
 壬生貴臣(みぶたかおみ)です。
 私も今期から初めて受け持つ
 ことになったんで、
 いろいろ迷惑かけると思うけど
 よろしく。
 ごめん!
 あんまり立派なこと言えない(笑)」



テレて吉岡先輩に助けを求めるように

話しかけながら挨拶終了。

「国語の先生だろぉ?(笑)」

吉岡先輩にイジられてる・・・

「うるさいから!はやく進めて!」

ごまかすようにプリントを見る先生。

ちょっとカワイイ(笑)

それでいて、やっぱりイイ声だな・・・。

まぁ言いようによっては

眠くなる声・・・かな?(笑)

「えーそれではさっそくですが、
 おおまかにこれからの予定を説明します。
 今から配るプリントを見てください。
 まずは、僕たちの任期が6月いっぱいで
 終了します。
 で、今日の会議でそれぞれ
 後任の生徒会長、副会長、会計2名
 書記1名をこの中より選出。
 この後の学校行事の体育祭より
 一緒に仕事を覚えてもらい、
 6月終了と同時に引継ぎも終了したいと
 思います。」

「この学校って全校とかで投票とかしないんだ・・・。」

あ、思わず口に出しちゃった!


 

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