先生へ -君に詠む愛の歌-
先生の顔が近づいてくる・・・


キス・・・だよね・・・


もう何も考える余裕なんてなくて


ただ、目を閉じた・・・




・・・・・・



・・・・・・




口に違和感・・・?




「ん?」



目をあけると私の口には


紙が挟まっていた。



紙を手にとって


先生を見上げると



先生は私を抱きしめたまま


見下ろしていて



「柚那のエッチ♪」



って言った。



「先生のバカ!///」


先生の腕の中から抜け出して


距離をとる。


先生はうれしそうに笑って


「遅くなったけど
 誕生日おめでとう。」


って、言ってくれた。


「あ//ありがとう
 ございます・・・//」


「それ、プレゼント。」



そう言って、私の手に持っている

紙を指差した。




< 183 / 337 >

この作品をシェア

pagetop