先生へ -君に詠む愛の歌-
だいぶ紙も回収できてきて

次の紙を開いた。


『壬生先生の耳もとで
 「貴臣」
 ってささやいてみよう!
 
 なおこの紙の命令は絶対!』



「えぇぇぇーー!!///」


先生は私の反応を見て


笑いを堪えている・・・


「せ、先生、この紙・・」


「柚那・・・
 俺のプレゼント・・・
 受け取ってくれないのか?」


先生が寂しそうな顔を向けてくる・・・。



「うぅ・・・//」




少しずつ先生に近づいていって・・・


座ってる先生の後ろに回りこんだ。



正面からとかムリだもん!!//



意を決して耳もとに近づいて・・・



「貴臣・・//」


って言った。


もうすっごく恥ずかしい!!///


その場から逃げようとしたら


先生に手をつかまれて


先生の腕の中に


引き寄せられてしまった。
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