先生へ -君に詠む愛の歌-
「久世先輩の腕に
 傷があったんだ・・・。」


佳央と私は佳央の部屋で

コタツに入りながら話す。


「うん・・・。」


「けど、いつの傷か
 分からないじゃん!」


「まぁそうなんだけど・・・。」


「確実なのは壬生先生
 だよね・・生徒会顧問だし・・。」


「・・・うん。」


「けど、壬生先生
 久世先輩やっつけちゃいそう
 な感じがするしなぁ(笑)」


「笑いごとじゃないよ~
 どうしよう~~~」



「とりあえずもう少し
 調べてみるよ!」



「うん、ありがとう佳央。
 なんとか冬休み入るまでに
 解決させたいなぁ・・・。」



「そうだね。来年になると
 久世先輩たちすぐ卒業だしね。」



「うん・・・。」



「よし!話題変えよう!
 調べてみないと
 わからないし、
 考えてたら
 どんどん暗くなっちゃうしね♪
 せっかく泊まりにきたんだから
 楽しい話しもしようよ♪」



「そうだね♪」
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