先生へ -君に詠む愛の歌-
伊波先生がきて
いつも通りの
体調などの質問。
とくに変わったこともない。
「じゃあ帰っていいですよ。」
優しく微笑みながら
伊波先生が言った。
「伊波先生。」
「なんですか?」
「私が保健室に通い始めたころは
保健室の前に女の子たちが
いっぱいいたのに
どうして最近はまったくいない
んですか??」
「ん?あぁ。
人気なくなったんですかね。」
「そんなことはないでしょう。」
お互い少し笑いながら話す。
「実は相談用としてメールアドレスを
配布したんです。
それで彼女たちとやりとりを
しています。」
「やりとり?」
「別に彼女たちだけというわけでは
なくて、男の子にもちゃんと
渡しています。本当に悩みを
相談してくる子もいますし、
気持ちをストレートに
好きだと伝える子もいます。
藤里さんにも話したように
僕には好きな人がいるので
ちゃんとそのことを
伝えて断わってますけど。
そうしてるうちに女の子達の
メールもだいぶ減ってきましたよ。」
「そうだったんですか・・・。」
「うん。好きな人がいるってのが
だいぶ広まったみたいで
だいたいは諦めて次の恋に
いってるようですよ。
まだみんな若いですからね。
たくさん恋をして
いろんなことを学んで欲しいです。」
「広まったことに抵抗とか
ないんですか??」
「うーん。たしかにいい気は
しないけれど、僕に告白
してくれた子にウソは
つきたくなくてね。
僕なりに誠実に答えてました。
で、その結果だから
あまり気にしないようにしてます。」
ほんといい先生だな。
佳央が好きになるのもわかるよ・・・。
「藤里さん。」
「はい?」
「僕を好きになったら
ダメですよ?」
「好きな人がいますもんね?」
「うん。僕には好きな人がいる。」
お互い微笑んで言った。
いつも通りの
体調などの質問。
とくに変わったこともない。
「じゃあ帰っていいですよ。」
優しく微笑みながら
伊波先生が言った。
「伊波先生。」
「なんですか?」
「私が保健室に通い始めたころは
保健室の前に女の子たちが
いっぱいいたのに
どうして最近はまったくいない
んですか??」
「ん?あぁ。
人気なくなったんですかね。」
「そんなことはないでしょう。」
お互い少し笑いながら話す。
「実は相談用としてメールアドレスを
配布したんです。
それで彼女たちとやりとりを
しています。」
「やりとり?」
「別に彼女たちだけというわけでは
なくて、男の子にもちゃんと
渡しています。本当に悩みを
相談してくる子もいますし、
気持ちをストレートに
好きだと伝える子もいます。
藤里さんにも話したように
僕には好きな人がいるので
ちゃんとそのことを
伝えて断わってますけど。
そうしてるうちに女の子達の
メールもだいぶ減ってきましたよ。」
「そうだったんですか・・・。」
「うん。好きな人がいるってのが
だいぶ広まったみたいで
だいたいは諦めて次の恋に
いってるようですよ。
まだみんな若いですからね。
たくさん恋をして
いろんなことを学んで欲しいです。」
「広まったことに抵抗とか
ないんですか??」
「うーん。たしかにいい気は
しないけれど、僕に告白
してくれた子にウソは
つきたくなくてね。
僕なりに誠実に答えてました。
で、その結果だから
あまり気にしないようにしてます。」
ほんといい先生だな。
佳央が好きになるのもわかるよ・・・。
「藤里さん。」
「はい?」
「僕を好きになったら
ダメですよ?」
「好きな人がいますもんね?」
「うん。僕には好きな人がいる。」
お互い微笑んで言った。