先生へ -君に詠む愛の歌-

友情

私は生徒会室に

入った。

今日は誰もいない。

準備室のドアの

ノックした。


「はい。」


「藤里です。」


「おぉ、入っていいぞ~」


「失礼しまーす」


入るとすでに壬生先生が


腕を広げて待っていた。


恥ずかしすぎるんですけど//


けど、さっきまでに起こった


急展開のできごとに


少し疲れも感じていて


素直に壬生先生の腕の中に


入っていった。


「大丈夫か柚那。」


先生は私の耳元で優しく

ささやく。


きっと全部知ってるんだね・・・。


私は何も言わずに


先生の腕の中で目を閉じた。


先生もその後は何も言わず


ずっと私を抱きしめてくれていた。



すごく心地のいい時間。



それからどれくらい

たったんだろう。


先生が急に話し始めた。
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