先生へ -君に詠む愛の歌-
「で、なんて呼ばれるんだ?」


壬生先生が言った。


「やっぱり臣じゃないの?♪」


ニヤって笑いながら佳央が

先生に言った。


「よく覚えてるなぁ~(笑)
 その記憶力をもっとこう
 試験の方にも・・・」


「柚那のチチ揉むよ?」


「え?佳央?!//」


「申し訳ございませんでした。」


「わかればいいのよ臣君。」


結局、先生は臣ってことになって

佳央は佳央ってことになったけど

2人はふざけた会話ばかりで

『臣君』と『佳央様』で

定着していた。


仲いいなぁ~

ちょっとうらやましい・・・。


「伊波はなんて呼ぶんだ??」


「伊波先生は伊波先生でしょ!//」


「なんだぁ?
 佳央ちゃん顔赤いぞぉ~?(笑)」


先生が佳央をからかいだした。


「ちょ、ちょっと!
 マジメに運転してよ!//」


「たしか伊波先生の名前って
 光輝だったっけ??」


「柚那まで?!//」


もうすでに佳央は真っ赤だった。

かわいいなぁ~佳央。


「そんなに顔赤くしてたら
 伊波にすぐバレるぞ(笑)」


「もうすでに壬生先生に
 バレちゃってるしね(笑)」


「イヤ~~~//」


佳央は手で顔を隠して

恥ずかしそうに悶えてる。


先生がルームミラーで

私を見ながら


「柚那、臣って呼んで♪」


ってニヤって笑って言った。



「・・・ヤだ///」


私は目をそらして答えた。



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