先生へ -君に詠む愛の歌-
それからだいぶ時間が

たってきたのもあって

プレゼントを渡そうって

佳央が耳打ちしてきた。

そうだね。って言って

食器を片付けるふりして

席を立った。

プレゼントを持ってきて

席につく。

まずは佳央が伊波先生に

プレゼントを渡した。


「コウさんこれ
 クリスマスプレゼントです//」


「え?あぁ、ありがとう!」


優しい笑顔を佳央に向けてる。


よかったね、佳央。


「俺にはぁ~??」

壬生先生が佳央に言った。


「柚那からもらいなよ。」

佳央がわざと冷たく言い放つ。


「柚那ぁ~」


「はい♪コウさん♪
 私からもプレゼント♪」

私は少しイジワルして

伊波先生にプレゼントを

渡した。


「クククッ・・ありがとう」


伊波先生は壬生先生の反応を見て

笑いをこらえながら受け取る。


「しかたないなぁ~
 はい、臣君。」


佳央が大きな包みを

手渡した。


「コウ見ろ!俺のほうが
 デカイ!!♪」


「子供じゃないんだから・・・」


伊波先生はやれやれと

いった表情であしらっていた。
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