先生へ -君に詠む愛の歌-
*****佳央視点*****

伊波先生の車に乗り込み

また少し緊張してしまう。


「あの2人うまく
 やってるといいね。」


「やっぱりわざと
 帰るって言ったんですか?」


「敬語に戻っちゃってるね(笑)」


「・・・///」


「佳央もわざと僕に
 合わせたでしょ?」


「うん・・・
 だって柚那の
 プレゼント・・・」


「ん?」


「指輪だったから・・・。」


「そっか。じゃあ僕たちは
 よいことしたよね♪」


「うん♪」


その後も2人で柚那と

壬生先生の話しを中心に

笑いながら車内での時間を過ごした。


そして自宅前に着いた。


私は車から降りずに言った。


「今日はありがとう
 ございました!
 すっごく楽しかったです!」


「うん、僕も楽しかった。
 また誘ってね?」


「はい!ぜひ!!
 あ、あの・・・」


私は何を言おうと

してるんだろう・・・


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