先生へ -君に詠む愛の歌-
*****壬生先生視点*****

学校の名簿から伊波の

住所を探して

伊波の家までやってきた。


ピンポーン。


「はい。」


インターホンから声がした。


「家庭訪問でぇーす。」


「・・・間に合ってます。」


「クリスマスだぞ?!」


「意味がわかりませんよ(笑)
 どうぞ。」


ロックが解除された。

伊波の部屋に入る。


「うわぁ~
 なんか腹立つ部屋だなぁ~(笑)」


そういいながら部屋を見渡す。

全体的に黒で統一された

シンプルな部屋。

いかにもカッコイイやつの部屋だ。


「第一声がそれですか(笑)」


「俺、コーヒーな~
 気分はミルクも有りで。」


「わかりましたよ。」


そう言って伊波はコーヒーを

入れている。


俺はソファに腰かけて

テレビをつけた。


少しして

コーヒーを持った伊波が

俺の横にやってきた。


「おぉ。サンキュー。
 ってなんで横なんだよ(笑)」


「クリスマスですから(笑)」


そんなこと言い合って少し

談笑した。
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