先生へ -君に詠む愛の歌-
「「あけまして
 おめでとうございます♪」」


2人で声をそろえて

先生にご挨拶。


「どうもありがとう!」


「違うでしょ!!(笑)」


「そして今年もまた
 君たちは後ろなんだな(笑)」



やっぱり今年も壬生先生は

壬生先生って感じだった(笑)



「ところで伊波先生は??」


私の方が気になって聞いちゃった。


「あぁ。なんか風邪ひいた
 らしくてなぁ。
 今日はやめとくって。」


「そうなんだ・・・」


はっきり分かるように落ち込む佳央。


「佳央、俺のことどう思う?」



ルームミラーをチラっと見ながら

先生が佳央に聞いた。


「へ?」

「へ?じゃなくて!
 俺のことどう思う?」


先生の顔がニヤってしてる・・・。


私は佳央に耳打ちした。


「たぶん、褒めたほうが
 いいと思うよ。」


ボソッと佳央に言った。


佳央が何かを察したように


「貴臣様すごいステキ!!
 めちゃかっこいい!!
 新年から貴臣様に会えて
 佳央感激ですぅ~♪」


すっごくワザとらしく佳央が言った。


「うんうん、そうだろう(笑)
 じゃあ初詣の帰りに
 伊波の家にお見舞いに
 行くとするか~」


「よかったね!佳央!」


「うん♪ありがとぉー!!」



佳央はすごくうれしそうに

顔を赤くしていた。
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