先生へ -君に詠む愛の歌-
部屋に戻ると

メガネをかけて

熱で少し赤い顔の

伊波先生がベットの上で

リンゴ飴を食べていた。



「「かわいい~♪♪」」



思わず佳央と声をそろえて

言ってしまった。


「え?//
 いや、その・・
 食べろって・・言われて//」


伊波先生がテレてた。

テレてる顔なんて初めてみた!


「俺もリンゴ飴食ったら
 かわいいのか?!」


壬生先生が必死に

張り合おうとする。


「臣君じゃムリ。」


佳央にピシャっと言い切られてた。


その後、

炊き込みご飯もできて、

みんなで食べた。

伊波先生だけベットの上。


壬生先生がまた

あ~ん♪

とか言って食べさせよう

として遊んでた。

伊波先生はイヤがってたけど。


すると伊波先生が

思い出したかのように話し始めた。


「あ、そういえば
 今日って・・」


「あ!伊波!
 オレンジジュース飲むか?!
 ちゃんと100%だぞぉ~!」


壬生先生が伊波先生の

言葉をさえぎって言った。

「喉痛そうなのに
 100%オレンジとか
 すすめないの!!」

佳央が壬生先生に言った。


「あ、飲むよ?
 僕、昔から風邪ひいてると
 なぜか100%オレンジ
 飲んじゃうんだよ。」

伊波先生が言った。

「ほ~らみろぉ~♪
 俺は伊波のことで
 知らないことはないんだ♪」


佳央に自慢げに話す壬生先生。

笑ってるけど少し落ち込んだ佳央。

ちょっと大人げないよ壬生先生(笑)


「佳央イジメたらダメだよ?」


私が壬生先生に言った。


「柚那~!ありがとぉ~」


佳央が私に抱きついてきた。


「あ!!ずるい!!
 俺も抱きつく!!」


壬生先生が私の方に寄ってきた。


「ダメ~♪」


佳央が壬生先生から私を

引き離す。


そんなことばかりしていたら

夕方ぐらいになってた。
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