先生へ -君に詠む愛の歌-
伊波先生は食べたあと

少ししたら眠ってしまった。


なるべく音をたてないように

片付けて帰る準備をした。


そして起こさないように

そっと部屋を後にした。


壬生先生の車に乗って

送ってもらえると

思っていたら

すぐ近くの

ドラッグストアに

車を止めた。


「佳央、もう風邪薬が
 なかったんだよ。
 だから買って
 持って行ってやれ。」


壬生先生が運転席から

声をかけた。


「え?」

キョトンとしてる佳央。


「これからは俺と
 柚那との時間♪
 柚那、いいかげん
 助手席に来なさい。」


「え?///」


私は思わず赤面してしまう。


「じゃあ邪魔者は
 消えるわぁ~♪」


そう言って佳央が

車から降りていく。

壬生先生が佳央と

運転席の窓を

あけて会話する。


「道はわかるよな?」


「うん、大丈夫!
 ありがとね臣君!//」


「栄養ドリンクも
 買って行けよ?(笑)」


「・・・エロ教師。」


「風邪には普通に
 栄養ドリンク飲むだろ・・・
 佳央のエッチぃ~♪(笑)」


「バカ臣!
 さっさと行っちゃえ!!//」


ほんとおもしろい2人(笑)


私はその間に助手席に移動した。


「じゃあまたね佳央!」


「うん!またメールする♪」


「うん♪」


そう言って2人で手を振った。


壬生先生は車をゆっくり

発進させた。


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