先生へ -君に詠む愛の歌-
先生たちは大人で

もう結婚してもいい年。


伊波先生はともかく

貴臣さんは特にね・・・


かと言って私たちから



結婚したい!



なんて言えるはずもなくて・・・


だから佳央も私も

いくら考えても

とりあえず

いけそうな大学に

進学希望

って程度にしか

決まらない。


これじゃあダメだと

わかっているから

こうして今日2人で

相談することにしたんだ。


先生たちは

きっと私たちに

将来のことを

ちゃんと考えて欲しいって

思っているはずだから・・・




だって



先生



だもんね。
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