先生へ -君に詠む愛の歌-
私の前に
日記帳を置いて
真剣な顔で私を見た。
「この中に
臣君を苦しめている
ものが書かれてる。
私はこれを柚那に
見せれば臣君から
嫌われてしまうかも
しれない。
けど、私は
柚那に見せることを選ぶ。
私が柚那の立場だったら
これ以上、大切な人が
苦しんでいるのを
見ていたくないって
思うし、何かを背負ってる
なら、一緒に背負って
負担を少しでも軽くして
あげたいって思うから・・
記憶をなくす前に
柚那がつけたものだよ。
日記とは少し違う
感じだけど、そこには
柚那の決心が書かれてる。」
私はそっと日記帳に手をのばす。
中には幼稚園から
記憶をなくす前までのことが
記されてあった。
私の中で記憶がどんどん
あふれ出す・・・
ヨシキ君のパパ
ケンタ君
ノン君
小学校の先生
そして
直斗先生・・・
日記帳を置いて
真剣な顔で私を見た。
「この中に
臣君を苦しめている
ものが書かれてる。
私はこれを柚那に
見せれば臣君から
嫌われてしまうかも
しれない。
けど、私は
柚那に見せることを選ぶ。
私が柚那の立場だったら
これ以上、大切な人が
苦しんでいるのを
見ていたくないって
思うし、何かを背負ってる
なら、一緒に背負って
負担を少しでも軽くして
あげたいって思うから・・
記憶をなくす前に
柚那がつけたものだよ。
日記とは少し違う
感じだけど、そこには
柚那の決心が書かれてる。」
私はそっと日記帳に手をのばす。
中には幼稚園から
記憶をなくす前までのことが
記されてあった。
私の中で記憶がどんどん
あふれ出す・・・
ヨシキ君のパパ
ケンタ君
ノン君
小学校の先生
そして
直斗先生・・・